商品の選定は、私たちの業務において非常に重要なプロセスです。先日、ある消費財ブランドからお問い合わせをいただきました。彼らは自社製品を中国市場で販売したいと考え、インターネットを通じて zediersheng の成果報酬型モデル を知り、私の LINE を追加して連絡を取ってこられました。
お話を伺うと、その会社は設立からまだ1年未満のスタートアップで、自社ブランドを持ちながらも製品はOEM生産によるものでした。日本市場での運営や販売にはある程度精通しているものの、中国市場への進出経験はなく、人的リソースも不足しているため、私たちとの提携を希望しているとのことでした。ただし、日本国内での販売は思うように伸びておらず、海外市場を開拓することで成功のチャンスを広げたい、という思いもあるようでした。
私たちは一貫して成果報酬型の協業モデルを採用しています。つまり、中国市場開拓に必要なコストはすべて当社が負担し、ブランド側は資金を投入する必要はありません。しかし前提として、「どんなブランドでも協力するわけではない」というルールがあります。ブランドに影響力がなく、製品に競争優位性がなければ、私たちの初期投資は無駄に終わってしまうからです。
そのため、ブランド力が不足し、製品に明確な差別化が見られないスタートアップとの提携は、基本的にお断りしています。ただし、日本市場で知名度がなくても、製品そのものが同類商品と比べて明確な差別化を実現できている場合には、私たちは一緒に中国市場に挑戦する用意があります。
以上の理由から、今回はその企業との協力をお断りしました。しかし、社長には一つアドバイスをしました。「製品力を高め、同類製品との差別化を見つけることが重要です」と。これが実現できなければ、激しい競争環境で生き残るのは難しいでしょう。
逆に、この点が実現できるのであれば、私たちは喜んで中国市場での展開を共に進めたいと考えています。初期投資の負担は大きいですが、私たちは全力を尽くし、ブランドと共に成長していく所存です。