ダイヤモンド研削ホイールメーカーとの中国市場協業の物語

先日、金剛石ホイールを製造している田中様から、インターネットを通じてご連絡をいただきました。田中様は、日本国内で15年以上の歴史を持つ工場を運営されており、金剛石研削ホイールは国内市場で非常に好調に展開されています。しかし、中国市場にはまだ進出されていないとのことでした。

私は「どこで私のメールアドレスを見つけられたのですか」と尋ねると、田中様はこう答えられました。「はっきりとは覚えていませんが、あなたの記事を読み、とても共感しました。その後、御社のウェブサイト https://www.zediersheng.cn
を拝見し、詳しく理解した上でご連絡しました。」

私は「ご連絡いただきありがとうございます。わざわざお問い合わせいただけるということは、すでに信頼関係が芽生えている証拠です」とお伝えしました。やり取りを進める中で、田中様は弊社の成果報酬型ビジネスモデルに強く関心を示されました。

このモデルでは、翻訳、物流、プロモーション、販売、アフターサービスまで、中国市場での業務をすべて弊社が担います。ブランド側は製品づくりに集中するだけで、中国市場における営業チームをほぼ無料で持つ感覚です。田中様も思わず笑顔になられました。

もちろん、実際には簡単ではありません。前段階では弊社が多くの労力とコストを負担します。しかし、ブランド側にとってはリスクがほぼゼロで、中国市場に効率的に進出できるという大きなメリットがあります。

特に、中国市場で未展開の新ブランドの場合、成果が出るまでには長期的な運営が不可欠です。そのため、最低でも3年以上のブランドライセンス契約をお願いしています。

田中様とは何度も意見交換を重ね、具体的な協業プランを形にすることができました。まだ直接お会いしたことはありませんが、非常に親近感を覚えています。幸いなことに、私は横浜に住んでおり、田中様の工場は長野にあるため、それほど遠くはありません。そこで9月中旬に工場を訪問し、中国代理契約書をお持ちする予定です。この協業は、すでにほぼ確定したと言えるでしょう。

この事例は、ダイヤモンド研削ホイールメーカーが中国市場に進出する際、現地代理店と協力することで、ブランド側のリスクを最小化しつつ効率的に市場参入できることを示しています。今後も、同様の協業事例や市場情報を発信することで、他メーカーの参考になる情報提供を続けていきます。